しゃばけ/畠中恵

しゃばけ

しゃばけ

江戸の大店の若だんな一太郎は17歳。一粒種で両親から溺愛されているが身体が弱くすぐ寝込んでしまう。そんな一太郎を守るべく、手代に身を替えた犬神・白沢、屏風のぞきや小鬼が身の周りに控えている。ある夜、ひとり歩きをした一太郎は人殺しを目撃してしまう。あやかしたちの力を借りて下手人探しに乗り出すものの…。心優しい若だんなと妖怪たちが繰り広げる愉快で不思議な人情推理帖!第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

先日の手越くんのドラマで見て気になっていた原作。図書館にあったので借りてみた。映像化したものが先に頭にあったために想像力をあまり使う必要がなかったのが、残念といえば残念。文章が先にあった方はあの映像化について賛否両論あるでしょうが、先にドラマありきの者にとっては物語は結構忠実にドラマにしていたし、キャストもイメージにあっているしで、よくあれだけ映像化したなーと感心しました。

物語の方も分かりやすく、娯楽で読むにはよい作品だと思うので、図書館で*1見かけた方はぜひ。

*1:なぜに図書館限定…