プレイボーイ

プレイボーイって何歳になっても「boy」なんでしょうか? と、30歳になっても、KinKi 「Kids」でいいんでショカ? と同レベルの質問。
ということで、坂本さんがプレイボーイ(って、死語だと思うんですけれども。あえて使う。)な役ということで、初日に駆け付けた坂本ファンは、プレイボーイっぷりに失笑。・・・あぁ、ごめんね、ホントにごめん。アナタを愛しているからこそ、笑ってしまうのよぉぉぉ。特に白いスーツでのご登場。坂本さんって白いスーツ、めちゃくちゃ似合わない。彼の結婚式のときには、是非グレーのタキシードでお願いしたい。
「Pal Joey」青山劇場。道に迷って、開演5分前に飛び込むという体たらく。

舞台は1930年代のシカゴ。坂本扮する主人公のジョーイ・エヴァンスは、流れ者のクラブシンガー。甘く巧みな言葉で女性を誘惑するプレイボーイだが、いつか自身の店を持つ日を夢みている。シカゴのナイトクラブでMCとして働き始めたジョーイは、かつての恋人でナイトクラブのスター歌手、グラディス・バンプ彩吹真央)と再会する。同じころ、街のコーヒーショップで、シカゴにやって来たばかりのリンダ・イングリッシュ(桜乃彩音)に出会い、リンダはジョーイにほのかな恋心を抱くようになる。そんなある日、クラブに訪れた大富豪夫人、ヴェラ・シンプソン(高畑淳子)にもジョーイは挑発的な態度でせまるが……。
ジョーイの成功と挫折、彼を取り巻く3人の女性との恋の駆け引きが、クラシカルなナンバーとともに描かれる。

主要キャスト4人が4人とも歌が上手い。素晴らしい。特に高畑さんは、先週の「ソロモン流」が高畑さんの過去と現在と女優業と母親業をよく見せてくれていて、女優ってすごいなぁ〜と。お歌ももちろんよかったです。他のキャストも、ダンスもお歌もうまい。特に女性ダンサー陣はお衣裳が色っぽくてよいのだー。
しかし、坂本さんは、輸入モノのミュージカルはダメ男で、肩入れできなくなるのが残念だ。後半のJoeyは、全然プレイボーイのチャーミングさの欠片もないただの嫌な経営者だった。それに比べ、女性は弱くて強い。あぁいう女性になりたいものだ。古き良き時代だからこそ? 坂本さんが出てない場面も楽しめて。平日もう1公演くらい見ちゃおうかな〜という感じであった。