THIS IS IT

今日は会社がお休みだったので、昨晩はボジョレー・ヌーボー祭りを女子二人で開催し、お休みの本日はゆっくり寝た(ワインを分解する酵素をあまり持ち合わせていないのです…)後、映画のハシゴ。「THIS IS IT」と「風が強く吹いている」。

マイケル・ジャクソンは、亡くなる前数年間の醜聞で、何でこんなんなっちゃったんだろ?って何も知らずに思っていたけど、そんな醜聞はこの映画を見たら、どーでもよくなっちゃった。何で、こんなに動ける才能の塊みたいな人が死んじゃったんだろ?って、ずっと思いながら見ていた。周りの「MJと仕事ができるだけで幸せ!」というコメント達を聞いていたら、もうこの世にはいないことが、とっても残念で仕方なくなってしまった。
特にダンサーは「君たちはマイケルの身体の一部なんだ」という言葉通り。Jr.の子たちに、そこまでを求めてはいないけれど、彼らはこの映画を見て、バックダンサーはどういうものであるべきかを考えようよ、と思わずにはいられなかった。オリジナリティなんて出さなくても、「存在」をアピールすることができるよと。基礎がしっかりしていれば、美しいのだと。
ま、小言はおいといて。マイケルがいなくなって、お金を工面する必要があるから作られた映画なのねーと穿った見方もできなくもないけれど、単純にこの人スゴイ! まさに、King of Pops。見てよかった。同世代に生きていた彼の素晴らしい側面も知らずに終わらなくてよかった。

さて、もう一本のはなし。先月、遅ればせながら「一瞬の風になれ」を読み、陸上(短距離)の世界ってこういうものだったのかー。と思い、陸上続きで、先週「風が強く吹いている」を読み。そしたら、映画がやっていた、と。本屋で平積みにされてた策略にまんまと引っ掛かったというわけで。
10人で走る箱根駅伝を、8人の素人を含め半年あまりで本選に出ることができるなんて、とってもあり得ない話ですが、それを言っちゃいけない。作者は「夢物語」を書きたかったわけじゃないはずなので。作者が何を書きたかったのかをどう感じるかは人それぞれだと思うので割愛しますが、原作は面白かったです。陸上(長距離)ってこういうものだったのかーと思ったし、「ここはグリーンウッド」みたいな寮のドタバタ加減が面白かった。
文庫本600ページ超の原作を2時間ちょっとの映画にしようというのだから、映画は消化不良だったと思われ。何も知らなくてもそれなりに感動はできるかもしれません。私的には、原作と映画のメンバーとに違和感はなかったし。でも、原作のいいシーン・セリフが埋没しちゃってたり、ちょっと商業ベースになってて、演出が過剰になってた違和感はそこかしこにありましたが、あの程度で済んでよかったと思おう。林遣都くんの走りが綺麗だった。
ででで。とっても書きたかったのは、映画の駅伝メンバーの森廉くんが、眼鏡をかけていると、とっても「三宅健」に似ている! さらに、役名が「ユキ」!! 健たんが「ユキ」って呼ばれている!健たんがユキ!!健ユキ!!!(放っておいてください。夏コン以来三宅好きが加速し、さらにやっぱり私の永遠のJr.No.1はハギワラユキトなのですよ、ははは。) 見ててかなりグッときた。家に帰って、ネットで探してみたら、森くんは特に健たんに似ているわけではなかったので、この役限定っぽいです。DVD買っちゃいそうです。っていうか、森くんには悪いけど、この役、健たんにやってもらいたかった…!(ジャスサーでも大学生役イケると思います!)