「SOKKI!-人生には役に立たない-」秦 建日子

SOKKI!-人生には役に立たない~

SOKKI!-人生には役に立たない~

1980年代の早稲田大学を舞台に、気鋭の新星が描く、スーパー・マイナーな技術「速記」に懸けた青春。美女に釣られて、速記研究会。
「本多くんはさ、そんなに役に立つことが好き?」「えっ?」「そんなに、『役に立つこと』、好き?」くっきり、はっきり。そして、悪戯っ子ぽい笑顔を浮かべて、更にこう言った。「そういうのって、『豚に喰われろ』って感じかな」<本文より>

速記というマイナーな競技(?)を題材にしてるので面白いかと思い、表紙借り。秦 建日子という人の本も読んだことなかったし。
感想としては、別に「速記」という舞台じゃなくてもよかったんではって感じ。残念。青春の1ページという感じ。男性一人称は正直キツかった。が、これで作家さんの好き嫌いを分けるのは何だな、と思われるので、機会があれば、別の作品を読んでみるかもとは思います。