内館牧子「切ない三十代に捧ぐ」

切ない30代に捧ぐ (角川文庫)

切ない30代に捧ぐ (角川文庫)

先日(6/1)、気になったので、読んでみた。私的には、前作「切ないOLに捧ぐ」の彼女の無力感と努力に勇気づけられたのが大きくて、本書は「ふーん」って感じで読みすすめた。前作よりも真正面から書いてないような気がした。努力とか挫折感を書いてはいるけれど、ありのままを書いてはいないような。
でも、今の自分はこの本を読んでよかった気がする。私も一応それなりに満足していた会社を辞めて、人よりも多く何年もかかって希望する職に就けたけれど、そのプロとしての道は長くて。もうこれ以上勉強したくないよー!と思っていたけれど、やっぱり観念して勉強しようと思いましたよ。やっぱりその道のプロをよばれる人は、人知れず努力しているものなんだよねー(当たり前)。
えぇ、35歳になったらちゃんと、勉強します、諦めて(笑)。