恩田陸「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/23
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
初恩田陸。恩田作品はホラーという印象が強く、どうも食指が伸びなかったのですが。こちら(トラックバックじゃなくてごめん)で、
やたらめったらビールを飲みまくってる(その飲みっぷりときたら!)恩田陸の紀行文。彼女の小説以外の文章(つまりエッセイとかコラムとか)を読んでいると、私はかなりの頻度で北国の某マダムを連想してしまうのですが。なんでだろ?
と書かれて以来、ずっと気になっていたのでした。(「某マダム」とは私のことなハズ。) でも、なんでだろ? 読んだけれど、自分との一致点はよく分からんかったとです。
分かったのは、飛行機が怖いとか、虫が怖いとか、とにかく怖いという感情は、人にいくら励ましてもらっても、その人自身の中では克服するのが難しいのだから、人の怖いことを克服してあげようだなんて思わないぞ(だって無駄だもん)ってことです(笑)。