有栖川有栖「スイス時計の謎」

スイス時計の謎 (講談社ノベルス)

スイス時計の謎 (講談社ノベルス)

2年に一度ひらかれていた”同窓会(リユニオン)”当日、メンバーの一人が殺害され、被害者のしていた腕時計が消失!犯人の意図に臨床犯罪学者・火村英生(ひむらひでお)と推理作家・有栖川有栖が迫る表題作のほか、ダイイング・メッセージ、首なし死体、密室と、本格ミステリファンには堪えられない超絶品全 4編。有栖川有栖の真髄がここに!

あるYの悲劇/女彫刻家の首/シャイロックの密室/スイス時計の謎

お話としては面白かったと思う。……のだけれど、落としどころのトリックが「それってアリ?」と思ってしまうのが、有栖川作品には多いような。本作だと、3編目が特に。
単純な話でも、1編目は「なるほどー」と思えた。
この差はどこで生じるんだろう?(我ながらギモン)